法令線とは人間の財運をみるところであります。
財を見る部分は鼻と鼻のまわりです。
人間の顔や手、身体全体には方位があります。
その方位と人体顔面部位、そして紋様がどのように出ているかを見るのが人相になります。
人相や手相は本来人体のすべてを骨相と呼び、その部位をみた時の呼び名です。
顔を相術するときは人相、手を相術するときは手相です。
今回は人相の鼻の周りから口にかけて出てくる皴、法令線について説明いたします。
- 鼻の左右にある筋を法令といいます。
- 法令が深くて正しい人は先祖が正しいとされます。
- 法令が薄く浅い人は先祖が賤しいといいますがそうでもありません。
- 法令線がはじまりがしっかりとしていて左右に開いて筋が正しく深い人は大いに貴相と伝えられており官禄がそなわっておれば大いに発達し権威や名声を十分に発揮できます。
- 俗人なれども大いに立身し、又家業もまじめで心がこもっています。
- 法令の筋が口に近いと凶となり遠いと吉となります。
- 芸能ある者に法令がわるい場合は発達は難しく高名にならないと伝えられております。
- 婦人に法令あるのは夫を尅し、女性は法令は筋がないのが好いとされております。
法令のみで人の運命はわからないかもしれません。
でも、気になる法令線。
全12回連載とし、このページは目次ページです。